ブリーチのOX(過酸化水素水)の違いによる髪色の変化

ブリーチのOX(過酸化水素水)の違いによる髪色の変化

ブリーチ剤と混ぜるOXには、6%、3%、2%などがありますが、パーセンテージの違いで髪色がどう変化するか、知っていますか?

ブリーチ剤には、OXとの混合比1:2〜1:4と表記されていますが、調合する倍率の違いで髪色がどう変化するか、知っていますか?

ブリーチを使うとき、何パーセントのOXを使えばいいのか、何倍のOXで調合すればいいのか、わからない人もいるんではないでしょうか。

そこで今回は、実際にブリーチして検証してみました。

ブリーチ剤(1):OX6%(2)

ブリーチ剤(1):OX3%(2)

ブリーチ剤(1):OX6%(4)

を、完全ドライの状態で塗布し、加温なしの自然放置で、放置時間10分、20分、30分、40分、50分、1時間、2時間、3時間、4時間を検証しました。

その結果、ブリーチ剤(1):OX6%(2)は、ブリーチ剤(1):OX3%(2)やブリーチ剤(1):OX6%(4)より速く明るくなり、ブリーチ剤(1):OX3%(2)とブリーチ剤(1):OX6%(4)は、同じくらいの速さで明るくなりました。

今回の検証をもとに、実際にブリーチした毛束の写真を使って、ブリーチのOXの違いによる髪色の変化についてわかりやすく説明します。

 

 



 

 


ブリーチのOX(過酸化水素水)の違いによる髪色の変化


 

 
ブリーチのOXの違いによる髪色の変化の検証

ブリーチ剤(1):OX6%(2)

ブリーチ剤(1):OX3%(2)

ブリーチ剤(1):OX6%(4)

を、完全ドライの状態で塗布し、加温なしの自然放置で、放置時間10分、20分、30分、40分、50分、1時間、2時間、3時間、4時間を検証しました。

ブリーチ剤(1):OX6%(2)の髪色の変化は、
10分放置/9レベル、20分放置/11レベル、30分放置/13レベル、40分放置/13レベル、50分放置/14レベル、1時間放置/14レベル、2時間放置/15レベル、3時間放置/15レベル、4時間放置/16レベルでした。

ブリーチ剤(1):OX3%(2)の髪色の変化は、
10分放置/8レベル、20分放置/10レベル、30分放置/12レベル、40分放置/12レベル、50分放置/13レベル、1時間放置/13レベル、2時間放置/14レベル、3時間放置/14レベル、4時間放置/15レベルでした。

ブリーチ剤(1):OX6%(4)の髪色の変化は、
10分放置/8レベル、20分放置/10レベル、30分放置/12レベル、40分放置/12レベル、50分放置/13レベル、1時間放置/13レベル、2時間放置/14レベル、3時間放置/14レベル、4時間放置/15レベルでした。

 

10分放置

ブリーチ剤(1):OX6%(2)

9レベル

ブリーチ剤(1):OX3%(2))

8レベル

ブリーチ剤(1):OX6%(4)

8レベル

 

20分放置

ブリーチ剤(1):OX6%(2)

11レベル

ブリーチ剤(1):OX3%(2))

10レベル

ブリーチ剤(1):OX6%(4)

10レベル

 

30分放置

ブリーチ剤(1):OX6%(2)

13レベル

ブリーチ剤(1):OX3%(2))

12レベル

ブリーチ剤(1):OX6%(4)

12レベル

 

40分放置

ブリーチ剤(1):OX6%(2)

13レベル

ブリーチ剤(1):OX3%(2))

12レベル

ブリーチ剤(1):OX6%(4)

12レベル

 

50分放置

ブリーチ剤(1):OX6%(2)

14レベル

ブリーチ剤(1):OX3%(2))

13レベル

ブリーチ剤(1):OX6%(4)

13レベル

 

1時間放置

ブリーチ剤(1):OX6%(2)

14レベル

ブリーチ剤(1):OX3%(2))

13レベル

ブリーチ剤(1):OX6%(4)

13レベル

 

2時間放置

ブリーチ剤(1):OX6%(2)

15レベル

ブリーチ剤(1):OX3%(2))

14レベル

ブリーチ剤(1):OX6%(4)

14レベル

 

3時間放置

ブリーチ剤(1):OX6%(2)

15レベル

ブリーチ剤(1):OX3%(2))

14レベル

ブリーチ剤(1):OX6%(4)

14レベル

 

4時間放置

ブリーチ剤(1):OX6%(2)

16レベル

ブリーチ剤(1):OX3%(2))

15レベル

ブリーチ剤(1):OX6%(4)

15レベル
 

 

 

 
ブリーチのOXの違いによる比較と活用

 
【ブリーチ剤(1):OX6%(2)とブリーチ剤(1):OX3%(2)】

【ブリーチ剤(1):OX6%(2)とブリーチ剤(1):OX6%(4)】

 
ブリーチ剤(1):OX6%(2)、ブリーチ剤(1):OX3%(2)、ブリーチ剤(1):OX6%(4)を比較すると、ブリーチ剤(1):OX6%(2)は、ブリーチ剤(1):OX3%(2)やブリーチ剤(1):OX6%(4)より速く明るくなり、ブリーチ剤(1):OX3%(2)とブリーチ剤(1):OX6%(4)は、同じくらいの速さで明るくなります。

OXのパーセンテージである過酸化水素濃度が高い方が明るくなる時間が速くなるということと、OXの倍率が多くなるとブリーチの力が弱まり明るくなる時間が遅くなるということがわかります。

この明るくなる時間の差を利用して、ブリーチの施術に活用することができます。

たとえば、塗布時間がかかりそうな施術をするときに、はじめに塗布する部分をブリーチ剤(1):OX3%(2)、ブリーチ剤(1):OX6%(4)で塗布して、あとから塗布する部分をブリーチ剤(1):OX6%(2)で塗布すると、仕上がりの色が平均的にまとまりムラが少なくなります。

逆に、あえて明度差をつけたいときは、明るくしたい部分からブリーチ剤(1):OX6%(2)で塗布して、あとからブリーチ剤(1):OX3%(2)、ブリーチ剤(1):OX6%(4)で塗布すると、ブリーチした部分でも明るさの違いがつけられます。

ブリーチ剤(1):OX3%(2)とブリーチ剤(1):OX6%(4)を比較すると、ブリーチ力は同じくらいですが、ブリーチ剤(1):OX6%(4)の方がコスパはいいです。

ただし、OXの倍率を増やしすぎると、粘性がゆるくなって塗布しづらくなるので注意が必要です。
 

 

 

 
今回使用した製品

 

パウダーブリーチN/資生堂

資生堂 業務用 パウダーブリーチ 320g

プリミエンス デベロッパー 6/資生堂

資生堂 プリミエンス ディベロッパー 6% 1000ml

 

 

 
ブリーチの仕組み
 

<ヘアカラーしてない毛髪>

<ヘアカラーしてる毛髪>

ブリーチは、メラニン色素を脱色すると同時にヘアカラーで染めた染料を脱染します。

ブリーチ剤は1剤と2剤に分かれていて、1剤の主成分は過硫酸塩とアルカリ剤で、2剤の主成分は過酸化水素です。

1剤と2剤を混ぜ合わせることにより、過酸化水素の酸化作用が大きくなり、強い脱色効果を発揮します。

 

 
ブリーチのおもな成分

過硫酸塩
酸化助剤。過酸化水素の酸化作用を助ける働きがあります。

ケイ酸塩
アルカリ剤。過酸化水素の分解を促進します。

過酸化水素水
酸化剤。強い酸化力をもち、酸化染料の重合や、メラニン色素の分解を行います。

 

 

 


 

 


まとめ


 

 

ブリーチ剤と混ぜるOXのパーセンテージである過酸化水素濃度は、高い方がブリーチ力が強くなり明るくなる時間が速いです。

ブリーチ剤と混ぜるOXの倍率は多くなるとブリーチ剤の力が薄まり、ブリーチ力が弱くなるので明るくなる時間が遅いです。

ブリーチの施術は大きなダメージを伴うので、ブリーチ剤とOXのことをしっかり理解し、適正な調合をして塗布することが大切です。

 



 


 

関連記事

 

 


 

このページの先頭へ⬆︎

 

Q – for you beauty salon – > ブログ > ヘアカラー > ブリーチのOX(過酸化水素水)の違いによる髪色の変化