
雨が降ったり、湿気が多いと髪の毛がうねってまとまらない。
このクセ毛はどうにかできないのかなと思うことありませんか?
髪の毛は、濡れているときと乾いてるときで形状が変化するため、湿気があると水分バランスが崩れてうねりが出たりします。
髪の毛がうねるクセ毛の原因は、毛根部分の毛球が楕円状になっていることと考えられています。
毛球の形状をを変えることはできませんが、クセ毛の対処法はいくつかあります。
自分でできる対処法は、シャンプー、トリートメント、ドライヤー、ストレートアイロンです。
美容室でする対処法は、システムトリートメント、ストレートパーマ、縮毛矯正です。
この記事では、髪の毛がうねるクセ毛の原因と、クセ毛の対処法を紹介します。
▶︎ 髪の毛はなぜうねる?
▶︎ クセ毛の対処法
– シャンプー
– アウトバストリートメント
– ドライヤー
– ストレートアイロン
– システムトリートメント
– ストレートパーマ
– 縮毛矯正
▶︎ まとめ
髪の毛はなぜうねる?

髪の毛がうねるクセ毛の原因は、毛根部分の毛球が楕円状になっていることだと考えられています。
毛球が楕円状になっていると、髪の毛の断面が楕円形になります。
クセ毛は7割が遺伝すると言われており、親がクセ毛の場合は子供もクセ毛になる可能性が高いです。
クセ毛には種類があり、波状毛、捻転毛、連珠毛、縮毛に分けられ、日本人のクセ毛は波状毛が多いです。
波状毛とは、波状にうねっているクセ毛のことを言います。
捻転毛とは、コルク状にねじれているクセ毛のことを言います。
連珠毛とは、珠が連なったような凸凹なクセ毛のことを言います。
縮毛とは、チリチリと縮れたクセ毛のことを言います。
また、クセ毛には、濡れると出てくるクセ毛と、乾くと出てくるクセ毛と、濡れているときのクセ毛が乾くとさらに強くなるクセ毛があります。
髪の毛は、シスチン結合、水素結合、イオン結合、ペプチド結合というアミノ酸の結合でつながれて形成されています。
髪の毛が濡れているときはシスチン結合が、乾いてるときは水素結合が髪の毛の形状に大きく関係しています。
そのため、濡れると出るクセ毛はシスチン結合が影響し、乾くと出るクセ毛は水素結合が影響しています。
濡れているときのクセ毛が乾くとさらに強くなるクセ毛は、シスチン結合と水素結合の両方が影響しています。
クセ毛の対処法
シャンプー

クセ毛用シャンプーは、クセ毛を伸ばすことはできませんが、水分バランスを保ってクセ毛を出にくくすることはできます。
クセ毛が出てくる要因は水分バランスの崩れです。
水分バランスが崩れると、髪の毛の形状が不安定になりクセ毛が出やすくなります。
そのため、水分バランスを保ちやすくしてくれるクセ毛用シャンプーは効果的です。
また、クセ毛用シャンプーの中にはストレートパーマの薬剤に使われている成分が微量含まれているようなものもあります。
そのようなシャンプーは、多少クセ毛を伸ばすことができますが、ダメージの原因になる恐れもあるので使い方には注意が必要です。
アウトバストリートメント

アウトバストリートメントは、キューティクルに被膜を形成できるので、湿気の影響を受けにくくすることができます。
大気中の湿気が多いと、髪の毛の水分バランスが崩れてクセ毛が出やすくなります。
キューティクルに被膜を形成することで、湿気から髪の毛を守り、水分バランスを保つことできます。
また、髪の毛のうねりには、もともとのクセ毛とは別に、ダメージを受けたことにより発生するうねりもあります。
アウトバストリートメントでコーティングすることにより、外的刺激からダメージを受けにくいようにする効果も期待できます。
おすすめアウトバストリートメント
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毛髪内部にたっぷりと保湿成分が浸透し内部補修します。でんぷんを原料にした天然の糖成分プルランが、強い被膜を形成し湿気から髪を守ります。

ドライヤー

ドライヤーは、ゆるめのクセ毛であれば一時的に伸ばすことができます。
ドライヤーでクセ毛を伸ばすには、乾かし方にコツがあります。
ドライヤーでクセ毛を伸ばすときは、髪の毛を引っ張りながら熱風をあてたら、すぐには離さずに数秒冷ましてから離すとまっすぐになりやすいです。
なぜならば、髪の毛は、熱で温められてその熱が冷めたときに形がつくからです。
手で乾かすときも、ブラシで乾かすときも、熱を冷ますことを気をつけながら乾かすだけで仕上がりは大きく変わります。
また、内側におさまるようにしたくても外側に向いてしまう場合は、一度外側に乾かしてから内側に戻すとおさまりやすいです。
ストレートアイロン

ストレートアイロンは、強めのクセ毛でも高温の熱で一時的に伸ばすことができます。
高温のストレートアイロンでクセ毛を伸ばすときは、十分な注意が必要です。
高温の熱は、髪の毛に大きな負担を与えるので、アウトバストリートメントなどで髪の毛を保護することが大切です。
集中して同じところに長時間熱を加えたり、必要以上の力でプレスするとダメージが大きくなので、スムーズに最小限の力で使うことが重要です。
また、耳まわりや襟足など、見えない部分はやけどしないように注意することも必要です。
毎日のように繰り返しストレートアイロンを使用するようであれば、縮毛矯正をしてしまった方が髪に対する負担は少ない場合もあります。
システムトリートメント

システムトリートメントは、髪の毛のクセ毛を伸ばすことはできませんが、ボリュームを抑えたりまとまりやすくすることができます。
髪の毛内部に栄養分を与えることで、保湿されしっとりした落ち着いた仕上がりになります。
また、髪の毛外部のキューティクルをコーティングすることで、パサつきを抑え質感を整えます。
髪の毛は、ダメージを受けたことによりうねりが発生することもあります。
ダメージが要因で発生したうねりは、ダメージを補修することで抑えることができます。
ストレートパーマ

ストレートパーマは、髪の毛が濡れているときのクセ毛をまっすぐに伸ばすことができます。
髪の毛が濡れているときは、シスチン結合というアミノ酸の結合が髪の毛に大きく関係しています。
ストレートパーマは、薬剤の力でシスチン結合を組み替えることができるので、濡れているときのクセ毛を伸ばすことができます。
しかし、髪の毛が乾いてくると、水素結合というアミノ酸の結合が髪の毛に大きく関係してきます。
ストレートパーマは、水素結合を組み替えることができないため、乾くと出てくるくせは伸ばすことができません。
縮毛矯正

縮毛矯正は、髪の毛が濡れているときのクセ毛も、乾いてるときのクセ毛もまっすぐに伸ばすことができます。
髪の毛が濡れているときは、シスチン結合というアミノ酸の結合が、乾いてるときは水素結合というアミノ酸の結合が髪の毛に大きく関係しています。
縮毛矯正は、薬剤の力でシスチン結合を組み替えることができ、高温のアイロンで水素結合を組み替えることができるので、濡れているときのクセ毛も乾いてるときのくせ毛も伸ばすことができます。
ただし、薬剤や高温のアイロンによるダメージがあり、髪の毛に対する負担が大きいので、頻度には注意が必要です。
また、縮毛矯正をすると、髪質そのものが変化するので、施術前のやわらかい質感は失われます。
一度縮毛矯正した髪の毛は、元に髪に戻すことができないので、本当にするべきなのかじっくり考えることも大切です。
まとめ

髪の毛は、濡れているときと乾いてるときで形状が変化するため、水分バランスが崩れるてうねりが出たりします。
髪の毛がうねるクセ毛の原因は、毛根部分の毛球が楕円状になっているためです。
クセ毛の対処法は、自分でできるものと、美容室でするものがありますが、まずはリスクの少ないものから取り入れることをおすすめします。