2019年11月にビューティーエクスペリエンスから発売された高発色ヘアカラー剤「ティントバー」。
カラーチャート通りに染まるのか、使い勝手はどうなのか、気になっている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ティントバーのヘアカラー剤とカラートリートメントを実際に使って検証してみました。
この記事では、ティントバーで染めた髪色と、ティントバーの特徴について紹介します。
▶︎ 高発色ヘアカラー剤 tintbar(ティントバー)を検証
▶︎ ティントバーの特徴
▶︎ ティントバー カラートリートメントを検証
▶︎ ティントバー カラートリートメントの特徴
▶︎ まとめ
高発色ヘアカラー剤 tintbar(ティントバー)を検証
ティントバーのウルトラマリン、パーフェクトシアン、ジェイドグリーン、サワーグリーン、ラジアントイエロー、タイガーリリー、ローズヒップ、ベリーベリーピンク、ロイヤルパープル、ノーブルグレーを実際に使って検証してみました。
15レベルにブリーチした髪に、ティントバーとOX3%を1:1の調合で塗布し、自然放置30分で洗い流して仕上げました。
ウルトラマリン
藍色に近いような濃い青色に染まりました。
パーフェクトシアン
少し緑色がかった鮮やかな青色に染まりました。
ジェイドグリーン
少し青みがかった緑色に染まりました。
サワーグリーン
少し青みがかった薄い緑色に染まりました。
ラジアントイエロー
少し黄土色がかった薄い黄色に染まりました。
タイガーリリー
少し赤みがかった鮮やかなオレンジ色に染まりました。
ローズヒップ
ややオレンジ色よりの赤色に染まりました。
ベリーベリーピンク
やや紫色よりの赤色に染まりました。
ロイヤルパープル
少し灰色がかったくすんだ紫色に染まりました。
ノーブルグレー
濃い灰色に染まりました。
検証結果からもわかるように、どの色もかなり高彩度な色に染まります。
また、ティントバーは、ベースの色をさらに明るくした髪に色味を薄めて使うと、ペール系の色に染めることもできます。
17レベルにブリーチした髪に、実際に使って検証してみました。
ウルトラマリン(1):クリア(8)(アンダー17レベル)
薄い水色に染まりました。
ベリーベリーピンク(1):クリア(6)(アンダー17レベル)
薄いピンク色に染まりました。
ちなみに、ティントバーは6明度設定のため、バージン毛に使用しても、明度はほとんど明るくなりません。
ウルトラマリン(バージン毛)
藍色をさらに濃くしたような暗い青色に染まりました。
バージン毛でもこれだけ青を感じれるくらい高彩度なので、日本人に多い暖色が強くてなかなか寒色にならない髪質の人でも、シングルカラーで寒色系の髪色にすることができると思います。
ティントバーの特徴
高彩度な発色
ヘアカラーの染料は、染料中間体とカプラー染料とニトロ染料で構成されています。tintbar(ティントバー)は、色の彩度に関わるカプラー染料とニトロ染料の比率を多くしているため高彩度な発色の仕上がりになります。
薬剤が塗りやすい
水分の割合をできるだけ多くし、油分を必要最低量に減らした処方になっているため、染料が浸透しやすく薬剤が塗りやすいです。水分の割合は多いですが液ダレしない程度の丁度よい粘度です。
色ムラになりにくい
毛髪内部への浸透力が高い毛髪保護剤と湿潤剤が配合されているため、染料が均一に定着しやすく色ムラになりにくいです。
ニオイが抑えらている
ヘアカラー特有のニオイがフローラル系の香りで抑えられているため不快感はほとんどありません。
ツヤのある髪に仕上がる
毛髪保護成分を配合し、ごわつきなどが抑えられているため、まとまりやすいツヤのある髪に仕上がります。
<ティントバーとヘアマニキュアの比較>
ティントバー | ヘアマニキュア | |
彩度 | ◯ | ◎ |
色持ち | ◯ | △ |
脱色効果 | ◯ | × |
カラーチェンジ | ◯ | × |
ダメージ | あり | なし |
ティントバーはアルカリカラーなので毛髪内部で染料が発色するためヘアマニキュアより色持ちがよいです。
脱色しながら発色するためバージン毛でも髪色が表現できます。
また、アルカリカラーなので染料を脱染してカラーチェンジすることもできます。
ティントバー カラートリートメントを検証
ティントバーはカラートリートメントもあります。
そこで、ティントバー カラートリートメントの全3色、ピンク、ネイビー、グレイを実際に使って検証してみました。
15レベルにブリーチした髪をウエットな状態にして、ティントバー カラートリートメントをつけて自然放置10分で流して仕上げました。
ピンク
やや橙色よりの鮮やかな赤色に染まりました。
ネイビー
少しくすんだやや淡い青色に染まりました。
グレイ
かなり灰色がかったくすんだ茶色に染まりました。
どの色も10分でしっかり染まりました。
適度な粘性のカラートリートメントなので髪に浸透させやすいです。
ただ素手で塗ると手や爪に多少色が残るので、気になる人はグローブを着けて染めた方がいいです。
ティントバー カラートリートメントの特徴
鮮やかな色に仕上がる
加水分解シルク/PGプロピルメチルシランジオールなどの毛髪保潤剤を配合しているため、鮮やかな色に仕上がります。
やわらかな質感に仕上がる
3 – ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)などの潤い成分を配合しているため、やわらかな質感に仕上がります。
フローラル系の甘い香り
甘さのなかにほんのり華やかさがみえるベリーフローラルの香りです。
ティントバー カラートリートメントの使い方
1、シャンプー
↓
2、シャンプーを流し水気を取る
↓
3、トリートメントを全体になじませる
↓
4、コームでとかす
↓
5、5〜10分放置
↓
6、色水が出なくなるまで流す※ヘアカラーの色落ちの状況にもよりますが、週1回くらいの使用が目安です。
まとめ
ティントバーを15レベルにブリーチした髪に染めた場合、どの色もかなり高彩度な色に染まります。
ベースの色を明るくした髪に色味を薄めて使うと、ペール系の色に染めることもできます。
水分が多めで浸透しやすい設計で作られているため、塗りやすくムラになりにくいです。
ティントバー カラートリートメントも、適度な粘性で髪に浸透させやすく、短時間でしっかり染まります。