
軟毛と硬毛で何が違うか知ってますか?
一体何が違うのか、わからない人もいるのではないでしょうか。
軟毛と硬毛の違いは、毛髪の太さと弾力の違いです。
軟毛は細く弾力がないのに対して、硬毛は太く弾力があります。
この記事では軟毛と硬毛の違いについて、美容師の観点からわかりやすく説明します。
軟毛と硬毛の違い

軟毛と硬毛の違いは、毛髪の太さと弾力の違いです。
軟毛は細く弾力がないのに対して、硬毛は太く弾力があります。
軟毛は細いのでダメージを受けやすく、弾力がないのでボリュームが出にくいです。
また、毛髪表面が薄いので薬剤が浸透しやすいく、パーマがかかりやすかったり、ヘアカラーが染まりやすかったりします。
硬毛は太いのでダメージに強く、弾力があるのでボリュームが出やすいです。
また、毛髪表面が厚いので薬剤が浸透しにくく、パーマがかかりにくかったり、ヘアカラーが染まりにくかったりします。
軟毛 | 硬毛 |
細い | 太い |
弾力がない | 弾力がある |
ダメージを受けやすい | ダメージを受けにくい |
ボリュームが出にくい | ボリュームが出やすい |
薬剤が浸透しやすい | 薬剤が浸透しにくい |
パーマがかかりやすい | パーマがかかりにくい |
カラーが染まりやすい | カラーが染まりにくい |
軟毛か硬毛かは何で決まるのか?
軟毛か硬毛かは、毛髪に含まれるフィブリルという物質の多さで決まります。
フィブリルとはタンパク質でつくられた繊維状の物質で、フィブリルの数が少なければ軟毛で、多ければ硬毛です。

毛髪はキューティクル(毛表皮)、コルテックス(毛皮質)、メデュラ(毛髄質)の3層になっていて、フィブリルはコルテックス領域に形成されます。
軟毛か硬毛かは、おもに遺伝子により制御されているので、変わることはあまりありません。
ただし健康状態に問題があったり、年齢を重ねたりすると、太さや弾力が衰えていくことはあります。
まとめ

軟毛と硬毛の違いは、毛の太さと弾力の違いです。
軟毛は細く弾力がないのに対して、硬毛は太く弾力があります。
タイトルとURLをコピーしました