白髪染めシャンプーのデメリットを知ってますか。
どんなデメリットがあるのか、わからない人もいるのではないでしょうか。
結論から言いますと、白髪染めシャンプーのデメリットは、ダメージのない健康な白髪はほとんど染まらないことです。
この記事では、白髪染めシャンプーのデメリットと、白髪染めシャンプーに関する疑問について、美容師の観点からわかりやすく説明します。
▶︎ 白髪染めシャンプーのデメリット!
▶︎ 白髪染めシャンプーは頭皮に悪い?
▶︎ 白髪染めシャンプーは色落ちしやすい?
▶︎ 白髪染めシャンプーの染料
▶︎ 白髪染めシャンプーを美容師が勧めない理由
▶︎ まとめ
白髪染めシャンプーのデメリット!
白髪染めシャンプーのデメリットは、ダメージのない健康な白髪はほとんど染まらないことです。
白髪染めシャンプーの主要な染料である塩基性染料は、髪のダメージ部分に付着する性質のため、ダメージのない白髪はほとんど染まりません。
新しく生えてきたばかりの根元付近の白髪はダメージがないので、とくに染まりにくいです。
そのため、白髪染めシャンプーで全体の白髪を均一に染めるのは難しいです。
白髪染めシャンプーは頭皮に悪い?
白髪染めシャンプーは、頭皮に刺激を与え、悪影響を及ぼすことがあります。
白髪染めシャンプーは、洗浄力が比較的強いものが多いうえに、さまざまな染料成分が配合されているからです。
そのため、炎症やアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
ただし、ヘアカラーの白髪染めと比べると、頭皮へのリスクはかなり少ないです。
白髪染めシャンプーは色落ちしやすい?
白髪染めシャンプーは、色落ちしやすいものもあれば、色落ちしにくいものもあります。
製品によって、洗浄成分や染料成分など、配合されている成分が異なるからです。
また、髪が染まるメカニズムだと、白髪染めシャンプーはヘアカラーの白髪染めより色落ちしやすいと考えられがちですが、実際に使ってみると色落ちしにくい製品もあります。
白髪染めシャンプーの染料
塩基性染料
白髪染めシャンプーにはさまざまな染料が配合されていますが、塩基性染料という染料が主要です。
塩基性染料はプラスの電荷を持っているため、マイナスの電荷を帯びている髪とイオン結合して色を染める仕組みです。
髪はダメージが大きいほどマイナスの電荷に帯びる部分が増えるので、ダメージが大きい毛先は染まりやすく、ダメージの少ない根元付近は染まりにくいです。
白髪染めシャンプーを美容師が勧めない理由
白髪染めシャンプーを美容師が勧めない理由は、白髪染めシャンプーの色素が残ってると、美容室でヘアカラーの白髪染めをするときに妨げになるからです。
色素は混ざるたびに色が濁って暗くなるため、白髪染めシャンプーの色素が髪に残っていると、できる色が限られてしまいます。
そのため、美容室で白髪染めをする数週間前には、白髪染めシャンプーの使用をやめてほしいと考えている美容師も少なくありません。
まとめ
白髪染めシャンプーのデメリットは、ダメージのない健康な白髪はほとんど染まらないことです。
白髪染めシャンプーの主要な染料である塩基性染料は、髪のダメージ部分に付着する性質のため、ダメージのない白髪はほとんど染まりません。
そのため、白髪染めシャンプーで全体の白髪を均一に染めるのは難しいです。