
白髪染めシャンプーのデメリットを知ってますか。
どんなデメリットがあるのか、わからない人もいるのではないでしょうか。
結論からいいますと白髪染めシャンプーのデメリットは、新しく生えてきた部分の白髪が染まりにくいことと、色素が髪に残りやすいことです。
この記事では、白髪染めシャンプーのデメリットについて、美容師の観点からわかりやすく説明します。
白髪染めシャンプーのデメリット
新しく生えてきた部分の白髪が染まりにくい
白髪染めシャンプーは、新しく生えてきた部分の白髪が染まりにくいです。
白髪染めシャンプーは、髪のダメージ部分にしか染まらない性質なので、ダメージのない新しく生えてきた部分の白髪は染まりにくいです。

髪は生えてきてから時間の経った毛先のほうがダメージが大きいので、毛先は染まりやすく、根本は染まりにくいです。

そのため、白髪染めをして日にちが経ったあとに白髪染めシャンプーを使用しても、新しく生えてきた部分の白髪はほとんど染まりません。
色素が髪に残りやすい
白髪染めシャンプーは、色素が髪に残りやすいです。
白髪染めシャンプーの色持ちはメーカーによってもさまざまですが、色素が髪に残りやすいです。
色素が髪に残っていると、次にヘアカラーをするときに妨げになることがあります。

色素は混ざるたびに色が濁って暗くなるため、白髪染めシャンプーの色素が髪に残っていると、できるヘアカラーの色が限られてしまいます。
白髪染めシャンプーの染料
白髪染めシャンプーにはいくつかの染料が配合されていますが、塩基性染料という染料が主要なものが多いです。
塩基性染料

塩基性染料はプラスの電荷を持っているため、マイナスの電荷を帯びている髪とイオン結合して色を染める仕組みです。
髪はダメージが大きいほどマイナスの電荷に帯びる部分が増えるので、ダメージが大きい毛先は染まりやすく、ダメージのない新しく生えてきた部分は染まりにくいです。
まとめ

白髪染めシャンプーのデメリットは、新しく生えてきた部分の白髪が染まりにくいことと、色素が髪に残りやすいことです。
白髪染めシャンプーは、髪のダメージ部分にしか染まらない性質なので、ダメージのない新しく生えてきた部分の白髪は染まりにくいです。
また、色素が髪に残りやすいのでヘアカラーするときに妨げになることがあります。