
縮毛矯正のデメリットを知ってますか。
どんなデメリットがあるのかわからない人もいるのではないでしょうか。
結論から言いますと縮毛矯正のデメリットは、髪の性質が変化することとダメージがあることです。
この記事では、縮毛矯正のデメリットについて、美容師の観点からわかりやすく説明します。
縮毛矯正のデメリット
縮毛矯正により髪の性質が変化するデメリット
縮毛矯正により髪の性質が変化すると、髪は硬くなって固まります。
髪は硬くなって固まると、薬剤が浸透しにくくなったり、その形状を変えることが難しくなったりし、スタイルチェンジもほとんどできなくなります。
しかし、髪が硬くなって固まる?
と言われても、なかなかイメージがわきにくい人が多いと思います。
そこでここではわかりやすいように、髪と同じようにタンパク質を含む卵の変化を例にあげてお話します。

卵は熱を加えると、硬くなって固まり目玉焼きになります。
髪も縮毛矯正をすると、硬くなって固まり目玉焼きと同じような状態になります。

目玉焼きになると、醤油をかけてもはじいて浸透しませんし、固まった形状を変えることはできません。
髪も同じように縮毛矯正をすると、薬剤が浸透しにくくなったり、その形状を変えることが難しくなったりします。
すなわち、カラーが染まりにくくなったり、パーマがかかりにくくなったりします。

そして一度目玉焼きになった卵は、元の生卵に戻すことはできません。
髪も同じように縮毛矯正すると、元の髪の性質に戻すことはできません。

また、縮毛矯正は髪が伸びてくると、新しく生えてきた部分と縮毛矯正をしている部分の境目が目立ってきます。
クセの強い髪の人ほど境目が目立ちやすいです。
縮毛矯正した髪は元の髪の性質に戻すことができないので、これを解消するには新しく生えてきた部分を縮毛矯正するか、縮毛矯正した部分を切るかしかありません。
縮毛矯正により髪がダメージするデメリット
縮毛矯正のダメージはかなり大きいです。
縮毛矯正のダメージの要因は薬剤とアイロンの熱によるものです。

縮毛矯正の薬剤の強さにはいくらか幅がありますが、強い薬剤だとブリーチよりもダメージが大きいものもあります。
なので薬剤選定や放置時間を誤ると、髪が傷んでちぢれたり切れたりすることもあります。

さらに縮毛矯正のアイロンの温度は130〜180℃くらいで施術します。
髪は60℃以上の熱でダメージを受け、130℃以上の熱になると髪質が変化したり髪色が変色したりします。
そのため、薬剤とアイロンの熱のが合わさった縮毛矯正のダメージはかなり大きいです。
まとめ

縮毛矯正のデメリットは、髪の性質が変化することとダメージがあることです。
縮毛矯正により髪の性質が変化すると、薬剤が浸透しにくくなったり、その形状を変えることが難しくなったりし、スタイルチェンジもほとんどできなくなります。
また、縮毛矯正は薬剤とアイロンの熱によるダメージがかなり大きいです。